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五臓のはたらき・肺

「肺」と「大腸」の働き

肺と大腸の働きについてです。

呼吸で全身の「気」の流れをコントロールをします。
ガス交換(酸素と二酸化炭素)による「血」の運行の調整をしています。

呼吸の働きの他にも、呼吸(特に吐く息)「心」の「血」を循環させる働きを助けたり、「津液」の運搬や排泄もコントロールしています。

肺は乾燥を嫌うので、乾燥すると皮膚の乾燥や空咳の症状が起こります。

呼吸が止まれば死に至りますので、心臓と同様、肺の働きも生死を分ける大きな臓器になりますし、身近な日常の無意識の動作でもあるので、これから意識することでイメージしやすくなると思います。

コロナに罹患された方は、呼吸をしようと思ってもなかなかできずに苦しい思いをされたと伺いました。
普通に、楽に呼吸が出来ることの有難みを感じながら、ご一緒に学んでいきましょう。

「肺」からの循環と不調

「肺」から、体の上・外へ、内、下へと送ります

①体の上・外へと送る先は、皮膚
②体の内・下へと送る先は、「腎」や膀胱です。

飲食物からつくられたものを水穀精微といいますが、この水穀精微と「気」を全身に行き渡らせ、汗や邪気を発散させます
皮膚を通して出すのは汗、邪気は呼気や体表(毛穴)から出します。

また、水穀精微と「津液」を下に運んで、自然界の綺麗な空気を「腎」へ、不要な水分を膀胱へ送り排泄させます。

この作用がうまく働かない時には、咳が出やすい、鼻水、鼻づまりがある、汗が出ない、胸の不快感、くしゃみ、息が吐きにくい、呼吸が速くなったり、浅くなったりする、痰が出る・・・などの症状が出ます。

水分代謝・鼻への影響について

呼吸をすることで水分代謝の調節をして「腎」へ届けます。

うまく働かないと、むくみやすくなったり、尿の量が減ったり、痰が出ます。
体内の水分調節を担うのも、呼吸の大きな役割なんですね。

また鼻にも影響が出ます。

鼻炎、喉の炎症も「肺」の働きが弱っているためです。

私も小さい頃から、アレルギー性に鼻炎に苦しんでおりました。
中学校の時の授業中に、下を向くと鼻水がポタポタと垂れるんですよ。

家に居れば、鼻にティッシュを詰めておけますが、それはちょっと学校では恥ずかしい・・・。
薬は、漢方薬を飲んでいました。
朝晩に5錠ずつくらい飲むのですけど、臭くて、鼻をつまんで飲んでました(笑)

体質が変わったかどうか・・・は、認識はありませんでしたが、大人になってからは、寒暖差でくしゃみをすると止まらないという鼻炎は続いていました。

集中力もなくなるしで、市販薬を使って症状を押さえていたと思います。
自力整体のお蔭様で、現在は鼻の不快な症状はありません。

今の時期、花粉症で苦しまれている方、お辛いですね。
水毒とも言われてますので、呼吸の力も借りて、体内の余分な水分を排泄していきましょう。

「大腸」では水分の再吸収と排泄をする

「大腸」は「小腸」から送られてきた栄養素から、さらに必要な水分を吸収し、残りのカスを大便として、肛門から排泄させます。

うまく働かないと、下痢や便秘の症状が起きます。

大腸は肺に影響を受ける、付随する消化器と、認識して良いと感じています。
経絡では、肺と大腸は1セットとして考えます。

腸内環境と皮膚の関係として、アレルギーやアトピーの症状が出るという話も耳にします。
腸内細菌が関係しているということ

肺が弱くなる=アレルギー、鼻炎、花粉症、肌が弱い、肌トラブルがある・・・なんですね。

肺を不調にしないためのポイントは、秋の時期に負担がかかりやすいので、深い呼吸を意識したり、胸を広げて呼吸をしやすいしなやかな体をつくることです。

臓器と感情については、またの機会にお伝えしますが、私は小さい頃から、呼吸が浅かったのかな・・・なんて考えてしまいました

肺の働きを助ける食材は?強化法は?

肺の働きを助ける、または強くしたいと感じたら、意識して摂りましょう。

きび、黒米、山芋、アーモンド、銀杏、松の実、落花生、あさつき、春菊、白きくらげ、ゆり根、れんこん、いちじく、オレンジ、柿、梨、バナナ、みかん、チーズ・・・・など

自力整体では、30秒呼吸と1分息止めをしています。

肺にたくさん空気を入れること、、ためること、深く吐くことができると「肺」の強化になりますし、肌の潤いが保たれます。

では、次回は最後に腎の臓についてになります。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

何かのl気づきになれば幸いです。