11月であるというのに、夏日のような気温が観測された2023年の秋。
もうすぐ、11月も終わりですね。

10月の末から、喉、気管が腫れているような感覚を感じ、声が出にくくなっていった1週間は、低音のガラガラ声、ハスキーボイス、たまにひっくり返る声で自力整体をナビゲートをしていました。

特に喉の痛みはない、ただただ、声が出にくい、出たとしても私の声ではない・・・。誰？って感じ。

疲れているのだ、寝て癒そう・・・と、日曜日はひたすら寝てみたが、かえって翌日から気だるくなってしまった。
動きたくない・・・と身体が訴えてくる。

夜のオンライン教室、できなくない状態ではあるけど、ふと声ってナビゲーターには肝なんだなと気づけた。
こんなガラガラ声では癒されるどころか、不快感極まりないであろう。

最終週に延期をさせていただけるよう、オンラインも翌日の天真館も延期にしていこう。
閃きに従って動く。

参加を予定されている生徒さんには、連絡を入れて現状をお話して、自分の身体を優先させていただくことにした。
心から感謝です。

念のため、漢方薬を処方していただいている病院に行き受診をしました。

手首検温で微熱であったため、コロナとインフルエンザの検査は必須の流れに（陰性だった）
念のため血液検査もしておこうか？と先生に勧められるまま、ひとり大きなソファのある別室で、心もとない時間を過ごした。

このソファは大きいな、背もたれの部分が丸くなって、胸椎の猫背カーブがすっぽりとハマる形状だ。

それで、深い呼吸をしてみると、背中の方に広がりを感じて、少し喉だか気管の違和感が楽になった。
背中を丸める方が楽、、、ということは、体背面が緊張していたのだな。

お教室を休みにするという決断をしてからは、副交感神経が優位になったままで、交感神経への切り替えが効かなくなったような感じだった。

家に帰って、ひたすら寝た。
どこまでも、どこまでも眠ることができる（もちろん、2～３時間置きに目覚めるが・・・）

食欲もあまり湧かないから、軽く済ませる。
作るのも面倒。
熱が微熱以上、上がらないため、死にそうな感じではない。感謝である。

お仕事を休めない人は、薬を飲んで、ゴホゴホ言いながら会社に行くのだろうか？
コロナ禍で具合の悪い人は自粛生活をすることを体験してから、私たちは無理をしないで休むという選択をしやすくなったと感じる。

無理が効かなくなった時、強制終了がくだされる。自律神経の切り替えが自らできなくなると体の制御が効かなくなるのだ。

そんなことを考えながら、自分の身体と会話をする日々が続いておりました。

声が少しずつでるようになってからは、普通の風邪の症状が順番に出始めた。
咳が出るようになって、痰が出てるようになって、痰の色は日々変化していく。
激しく咳き込むこともあって食べていたら吐くだろうという喉の広がりも感じた。

高熱ではないだけで、体はまだ動く能力を発揮できる。

「熱が出る」ということは、免疫機能が作動し、免疫細胞がウィルスを撃退するために頑張って働いてくれているエネルギー代謝である。

身体は本当によくできている・・・と心から感動していた。
身体の中で起きていることをひたすらに想像しよう。身体って誰にでも治癒力があり、体が勝手に治していってくれるから。

薬は漢方薬をいただいてきていたが、空腹の時に飲む薬なので、一日２回服用した。
（ツムラの補中益気湯、桔梗石膏）

桔梗石膏というのは、水に粉を溶かして「ガラガラガラガラ」とうがいをするように喉に薬を馴染ませて、その後「ゴックン」と飲み込む薬だ。

それから朝起きてからと寝る前に、梅醤番茶を飲んだ。
最初に飲んだ時には、とても美味しいと感じた。

お休みをいただいてからというもの、便の排泄がピタッと無くなってしまった。
梅醤番茶は便秘にも良いらしい。

あまりにも暇なので、東予医学の本を斜め読みする。
便秘によいツボが載っていたので、試す（天枢・豊隆・太白）→翌朝、少し出た

ちなみに、咳と痰のツボは、天突・肺兪・孔最。
矢上師匠は、「どこどこに効くツボっていうのはないよ！」っておっしゃっていた.ことを思い出したが、念のために試したくなる。

今回の咳は、出し切った方が良い感じがしたので、このツボ刺激は行わなかった。

時間があるって、いろいろなことを調べたり、試したりできて楽しかった。
お休みをいただいた１週間はあっという間に過ぎていった。

私は若かりし時の社会人生活で、あまりにも働き過ぎたのちに、何かがプツンと切れた感覚を味わい、仕事を１週間くらい休んだことがあった。
その時も毎日毎日、よく眠れたと記憶している。

強制終了は突然に起こる、自分の予期していない時に起こる。

気になることがたくさんあったのは事実。
生徒さんが「デジタルデトックス」で休んでくださいね！ってエールを投げてくれた。
そうだね、情報を遮断するってすごく大切。

この記事をブログにアップするまで、何度も書き直すことになってます。
下書きの保存が出来てなくて、消してしまったり、なんとなく、ちょっと違うなと自分でもストンと腑に落ちてなくて。

ということは、自分の内側がうまく表現できていないということ。

と、身勝手ながら結論づけました。

このお休みのタイミングで、様々なトラブルが起きました。
例えば、いきなりパソコンが使用できなくなる・・・キーボードが使えなくなってしまったのです。

明日から復帰してオンラインの教室を再開するタイミングでした。

病み上がりでボケた脳みそで、落ち着いて冷静に、俯瞰して物事を見るように（自分に起こっているのではなく、他人に起こっている出来事をみるかのようにする）

すると、いろいろ閃きが起ってきて、キーボードを使わなくても出来るまで漕ぎつけられたのです。

そして、長男にヘルプを出す。
私は「こんな一大事が起こっているの！どうしたらいい？」ってLINEで伝えるも、

「そうかー、これは面倒くさそうだなー」って、のらりくらり・・・。

長男は几帳面で、結構狼狽えるタイプだと思っていたけど、もうこんな初歩的なモバイルトラブルには慣れておられるのでしょうね。
多彩な経験を積まれているんだなー。

そうこうすると次男が帰宅してきて、私の代わりにパソコンを操作して、長男の指南を受けて、、、、
無事に普段通りに使えるようになったのでした。

あの私の狼狽えてしまった時間、不安な心持ち、あれは、なんだったのだろう・・・。
後から考えてみて、「こうしなければ・・・」の概念にまだまだ囚われている自分に気づいたのです。

普通に当たり前にできることが、急にできなくなることって人生にはたくさん起きますが、
時間が過ぎれば、どうにかなっていくのです。

もし、私ひとりだったら、「パソコンの修理にだす」という選択肢だけだったのですが、ネットで調べてみたり、人に助けを求めたりすると違う道筋が見えてくるものなんだなーって感じた出来事でした。

パソコンの修理代金分、息子たちに手料理を振舞いますー・・・救ってくださり、ありがとうございます。

長男は、前回帰省した際にも「あー、仕事辞めたいなー」って最後の最後にボヤしていました。
仕事が楽しくないって、いつか体調を崩す気がします。

私たちは身体を使って日々過ごしていますが、心の在り様が身体にも影響を与えることを忘れてはなりませんね。

さて、たまたま出てきたサイトがありましたので、ご紹介します。

マイナビウーマンの記事をたまに読むのですが、昨今の女性たちがどのようなことを意識したり、感じたりしているのか？というのをリサーチするのに良いサイトだと思います。

私たち世代の若かりし頃は、まだまだ結婚して夫に扶養をしてもらうのが当たり前のような時代だったのですが、今や男性も女性も対等に、仕事をもち、家事もし、子育てもするという時代に移行しております。

ですので、私もその時代の影響を受けて、これまで当たり前だった家庭内のあれこれを、家族それぞれが自活できるようにと促して参りました。

それでも働き方が変わらない限り、役割分担のような動き方になってしまっており、うーん、どうしたものか？というところが課題でした。

最近、感じることは、同じ空間の中にいる人間は、同じ感覚をもっていないことには、私ひとりが抗ってたり、新しいやり方を進めたりしても、元の木阿弥だな・・・ということを学びました。

そして、常識的なことを伝えても、その人（例えば主人や息子）の内側で変容し、気づきが起きない限り、その人のもつ概念や信念といったものは変わりようがないということです。

そこをお互いを尊重し合ったり、高め合ったり、認め合ったりすると、少しずつ変化変容が起きることがあります。
それは、私にとってこれまでは「忍耐」の何者でもなかったのですが、スピリチュアルを知って試すようになって、「とてもゆるやかに、穏やかに」関われるようになったと感じます。

自力整体の教えの中にも整心法があって、それはスピリチュアルにも仏教にもつながるし、神道にもつながっている。

根幹はすべてつながっていると感じられます。

まずは自分に向き合い気づくところがスタートです。


マイナビウーマンの記事はこちら。